イスラム教においては最後の審判の日に全ての死者が復活しそれまでの行いが判断され、天国と地獄の地獄のどちらに行くかが決められるとされており、輪廻転生、”生まれ変わり”のような仏教的な考え方とは異なります。これはイスラム教の根幹をなす考え方の一つです。

来世とは

六信の一つにあげられている”来世”とは、最後の審判と死者の復活の後にある世界です。その後永遠に続く世界へ現世の時の肉体で行くとされているためイスラム教では亡くなった方の火葬は禁止されており、土葬されています。

天国

ジャンナ(楽園)と呼ばれ、お水、美酒、乳、蜜の流れる川や、たくさんのご馳走や、美女達がいる致せり尽せりの世界でアッラーの姿を拝むこともできるようです。

地獄

ジャハンナムと呼ばれ、地獄に生える苦い実をお腹がはち切れそうになったところへ熱湯や膿を飲まされたり、業火に焼き続けられたりと、永遠の苦しみを味わうことになるそうです。

現世において人間の有限の寿命の中でムスリムとしてアッラーの教えを守り正しい行いをし続ければ、永遠の命が与えられ永遠に素晴らしい生活を送ることができるということになります。